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建築用セラミック系塗料の製造、抗菌・改質触媒製品の研究開発および製造を行っている日研株式会社の『MSA-1000-55シリーズ』の特徴を調査しました。
人と環境に配慮した塗料の製造を目指す日研株式会社のこだわりの抗菌塗料についてチェックしてみましょう。
MSA-1000-55シリーズ(日研)は、室内用の塗料として開発された水性セラミックスコーティング剤です。塗料には、5つの主成分が含まれており、その一つが『Ag』です。世間一般でも、安全性やその効果が認められている銀イオン。
MSA-1000-55シリーズ(日研)は、銀イオンの雑菌の増殖防止、腐敗臭を抑制する力を利用して開発された抗菌塗料です。
室内の壁紙の防腐剤や接着剤に含まれるホルムアルデヒドなど、有害物質の分解作用にも期待できることが、MSA-1000-55シリーズ(日研)のポイントでしょう。
MSA-1000-55シリーズ(日研)の魅力は、消臭作用にもあります。
日研株式会社では、住宅内のニオイの原因成分とされる「ホルムアルデヒド」「硫化水素」「アンモニア」の3つに対する消臭率を実証。
「硫化水素」と「アンモニア」については、24時間経過後の消臭率は100%を記録しており、「ホルムアルデヒド」も83.3%との結果が出ています。(2021年6月現在、公式HP掲載情報より)
いずれも、経過時間とともに消臭率がアップするという実証があり、快適な室内空間を維持する抗菌塗料といえるでしょう。
室内用の抗菌塗料として重要なポイントでもあるのが不燃性です。
MSA-1000-55シリーズ(日研)は、不燃性が高いことも特徴の一つ。住宅やテナントなど、建物の種類にかかわらず使用することができる点はメリットでしょう。
また、日研株式会社で開発されたMSA-1000-55シリーズ(日研)を含むセラミック系塗料は、平均400℃までの耐熱性のほか、防汚性も高いため、メンテナンスのしやすさや安全性の観点からもおすすめできる抗菌塗料です。
引用元:日研株式会社公式サイト(http://nikken-k.org/works/interior)
タバコの臭いやホルムアルデヒド対策として、一般住宅などの内装施工の際にMSA-1000-55シリーズ(日研)を採用する事例が多いそう。
ローラーや刷毛、スプレーなどにより塗布可能なため、幅広い建物の内装用塗料として利用されています。
近年では、シックハウス症候群の予防など、住宅環境にこだわりを持つ人が増えているように感じます。
既存住宅であっても塗布可能な1000-55シリーズ(日研)は、室内の有害物質の分解・抗菌・消臭効果が期待でき、快適で健康的な暮らしをしたい人にとって魅力的な塗料といえるでしょう。
また、不燃塗料のため、建物の種類・用途はもちろん、建物内の場所も選ばず使用することができることもメリットです。
1000-55シリーズ(日研)は、人と環境の未来を考えた塗料の開発を目指す“日研株式会社”ならではの、体に優しく安全な抗菌塗料ではないでしょうか。